「寂しさ」の機能~傾向と対策~

私たちは時に寂しさを感じます。

寂しい時にどうしてますか?

何か楽しいことやくだらないことをやったり、
忙しいふりをしたりして、
気を紛らわせてませんか?

それも悪くないですが、
余計に虚しさや寂しさが募るかも知れませんね。

寂しさは人と人をつなぐ感情です。

私たちの心の進化のプロセスで、
寂しさを感じない個体は孤立して生き残れませんでした。

結果として、
私たち寂しさを感じ、
その時に人に優しくできる心を持っています。

だから、
寂しい時にこそ、
大切な人や物に思いを巡らせて、
大切にする行動をとってみましょう。

あなたの寂しさは誰かの寂しさを減らします。

行動すれば感情は変化します。

逆に、行動しなければ
現状が変わらないだけじゃなく、
思考の中で「寂しいという認識が強化」されて寂しさが募る一方です。

寂しい時にこそ大切な人を大切にする。

そういう行動を取れば、
あなたはもう寂しくなくなっているはずです。

でも、そうしたくてもできない時もありますよね?

寂しさとは何か? 
根本的に寂しさを癒すにはどうすればいいのか?

今回は、「寂しさ」について深掘りしていきます。

寂しくてたまりません。この寂しさを何とかしたいです

以前、私のクライアントさんから
以下のようなご相談をいただきました。

寂しくてたまりません。この寂しさを何とかしたいです

この方は
寂しさを何とかしようと、

・自己啓発の本を読みまくって
・YouTube動画で勉強しまくって
・友達と繋がりまくって

いました。

それなのに
寂しくてたまらない。

じゃあ、
どうすればいいのか?

自分が
「寂しがり屋さん」なんだ、
ということを受け入れるんです。

寂しさを消そうとするのは
無理です。

だって、
寂しがり屋さんなんだから。

だから、
寂しさを消そうとするのではなく、
寂しい気持ちを受け入れる。

これは、
あとで詳しく申し上げますが、
我慢するのとは違いますよ。

その前に、
大事な前提をお話しします。

全ての感情には「機能」がある

私たちが抱く
全ての感情には機能があります。

私たちの心は
生物進化のたまものです。

生物進化の原動力は
生き残って子孫を残すこと。

つまり、感情は

・生き残るため
・子孫を残すため

に必要な機能を持っているということ。

では、
「寂しさ」の機能は何でしょう?

それは、
「孤独になるのを防ぐ」
です。

私たちの心が進化した原始社会では、

「孤独=死」

でした。

仲間外れにされたり、
群れから追い出されたり、
仲間からはぐれてしまったり、
すると、
生き残る可能性が低くなる。

だから、
孤独になりそうな時に
「寂しい」という感情でアラームを鳴らして、
生存確率を高める。

孤独でも寂しくない個体は生き残れなかった
んです。

つまり私たちは
寂しがり屋のご先祖様の末裔
です。

「寂しがり屋」が
正常なんです。

だから、
寂しがり屋を直すのはムリ。

それが「正常」だから。

ムリなことをやろうとするから
こじれる。

現代社会は、
孤独でも難なく生き残れる環境です。

だから
寂しく感じていても「安全」なんです。

これは
「寂しく感じちゃいけない」という
ことではないですよ。

安全だけど
寂しく感じちゃうのは
心が自分を懸命に守ろうとしてくれているから

とらえてください。

寂しさを紛らわすために相手を利用しているから
相手からも利用される

寂しさを紛らわすために、

不必要な交友関係を持って、
数だけ多い友達の中に身を置いて…

そんな関係は
心がつながってないから、
一緒にいても寂しい。

寂しさを紛らわすために
相手を利用しようとしているようなもの。

だから、
相手からも利用されやすくなる。

結局、
コミュニケーションスキルを高めようが、
友達を増やそうが、
寂しさは癒せないんです。

そうじゃないんです。

癒されるには、
根本的に変える必要があります。

ポイントは3つ

寂しさを根本的に癒す「3つのポイント」

寂しさを根本的に癒すのに必要なポイントは
以下の3つ

①寂しさを受け入れる
②寂しい時にどうするかを予め決めておく
③自分を大切にする

順番に、
解説しますね。

①寂しさを受け入れる

「寂しさ受け入れる」
というのは

「寂しさを我慢する」
というのとは
全く違います。

ただ我慢するのではなく、
自分に寄り添ってください。

「私たちは、寂しがり屋のご先祖様の末裔だ」
という前提を
理解していただいた上で、

「寂しく感じるのも無理もないよね」
「そんな中で良く頑張っているよ」

みたいに

「自分にとって最も大切な友人が、寂しい気持ちを抱いている時に、言葉をかけるように」

自分に声をかけてください。

②寂しい時にどうするかを予め決めておく

単なる気休めでもいいです。

ただし、
ここまで述べたことを
理解せずに気休めをするのと、

「寂しさ」のことを
分かった上でそれを踏まえて気休めするのとでは、

結果は全然違いますので
注意してくださいね。

動画でも、
ペットでも、
スイーツでも、
アロマでも、
入浴でも、

なんでもいいです。

ゆったりとした気分で自分が癒されるようなものを予め決めておいてださいね。

ここで
「寂しい時には誰かに話を聞いてもらう」

言いたいところですが、

ここで他人に依存するのは
「まだ早い」です。

③自分を大切にする

はい。
これです。

ホント、度々申し上げておりますが、自分を大切にしましょう。

自分を大切にしていないから、
他人からも大切にされないし、

自分を大切にしていないから、
他人から満たしてもらおうとして
欠乏感や渇望感にさいなまれ、
逆に利用されたり、
裏切られたと感じたり
しちゃうんです。

自分を大切にしてください。

この世で最も大切な人として自分を扱ってくださいね。

具体的にどのように自分を大切にすればいいのかの詳細については、
下記関連記事を参考にしていただくとして、

1点だけ。
さっきも出てきた。

自分にとって最も大切な友人が、寂しい気持ちを抱いている時に、言葉をかけるように
自分に声をかける。

これ、マジでやってくださいね!

自分を大切にした上で、

「寂しい時に他人を頼る」
ということをしてください。

自分を大切にしないで他人に頼ると、
「いいように利用されます」

ので
気をつけてくださいね。

・・・

ちょっと長くなり過ぎました。
すみません。

でも、本質的で大事なことしか書いてないので、参考になれば幸いです。

ここまで読んでくださった方は、本当に聡明で勉強熱心な方だと思います(結構難しい内容だったと思います)。

長い文章を読んでくださって、ありがとうございます。


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